水出しコーヒーのおいしい作り方|おすすめ器具と失敗しないポイント

水出しコーヒーは、冷水でじっくりと抽出するコーヒーのことです。本記事では、水出しコーヒーの基本から、おいしく作るためのポイントやおすすめの器具までをわかりやすく紹介します。
水出しコーヒーとは?

水出しコーヒーとは、お湯を使わず、水でゆっくりと抽出する低温抽出のコーヒーです。長時間かけて成分を引き出すため、コーヒー豆本来の旨味を穏やかに味わえる点が特徴です。
低温で抽出することで、苦味や渋みの原因となる成分が溶け出しにくく、雑味の少ない味わいに仕上がります。口あたりはなめらかで、ほのかな甘みを感じやすく、香りや風味もやさしく楽しめます。苦味が控えめなため、コーヒーが苦手な方や、冷たいコーヒーをすっきり飲みたい方にも向いています。
ドリップコーヒー、アイスコーヒーとの違い
水出しコーヒーは、ドリップコーヒーやアイスコーヒーと比べて、抽出方法や味わいに違いがあります。以下で、それぞれの特徴を整理します。
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項目 |
水出しコーヒー |
ドリップコーヒー |
アイスコーヒー |
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方法 |
水で長時間抽出 |
熱湯を注いで抽出 |
お湯で抽出し急冷 |
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温度 |
低温 |
高温 |
高温→冷却 |
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時間 |
約8時間 |
約3分 |
約3~5分 |
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味の特徴 |
まろやか 苦味控えめ |
香り・コクが強い |
キレがあり、シャープ |
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香り |
控えめ |
豊か |
ドリップコーヒーより控えめ |
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豆の量 |
やや多め |
標準 |
やや多め |
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作り置き |
可能 |
不可 |
当日中が目安 |
飲みやすさを重視し、夏の常備用として楽しみたい場合は水出しコーヒーが向いています。また、香りやコクをしっかり楽しみたい方にはドリップコーヒー、キリッと冷えた刺激的な味わいを求めるなら、アイスコーヒーがおすすめです。用途や好みに合わせて選ぶことで、コーヒーの楽しみ方がさらに広がります。
水出しコーヒーの特徴

水出しコーヒーは、抽出方法そのものに特徴があり、味わいや使い勝手の面で多くの魅力があります。ここでは、水出しコーヒーならではの特徴を紹介します。
苦味や酸味が出にくい
水出しコーヒーは低温で抽出するため、苦味や渋みの要因となる成分が溶け出しにくくなります。その結果、苦味や雑味が抑えられ、まろやかでほんのり甘みを感じる口当たりに仕上がります。
熱湯で抽出するドリップコーヒーに比べてやさしい味わいのため、コーヒー初心者の方や、苦味や酸味が苦手な方にも飲みやすい点が魅力です。
作り置きができる
水出しコーヒーは冷蔵庫で2日程度保存できます。一度にまとめて作っておけるため、毎回コーヒーをいれる手間を省ける点もメリットです。
ゴクゴク飲めて後味がさっぱりしているため、暑い季節や夏場の常備用として重宝します。火やお湯を使わずに作れる点も、気温の高い時期にはうれしいポイントです。忙しい朝や作業中でも、前日に仕込んでおけば注ぐだけですぐに楽しめます。
手軽に作れる
水出しコーヒーは、専用の器具にコーヒー粉と水をセットし、冷蔵庫に入れておくだけで完成します。細かな抽出テクニックが不要なため、誰でも簡単に作れる点が特徴です。
じっくり抽出できる
長時間かけてゆっくり成分を引き出すことで、コーヒー豆が持つ甘みやコクを引き出しやすくなります。
アイスコーヒーとは異なる、丸みのある味わいや、奥行きを感じられる点が水出しならではの魅力です。時間をかけて抽出することで、穏やかで深みのある風味が生まれます。
香りの立ち方が控えめ
水出しコーヒーは高温を使わないため、香り成分が揮発しにくくなります。そのため、香りの立ち方は穏やかで、全体的にやさしい風味になります。
お湯でいれたコーヒーのような立体的で強い香りとは異なり、口に含んだときにじんわり広がる香りを楽しめるのが特徴です。香りの強さよりも飲みやすさや味のバランスを重視したい方に向いています。
水出しコーヒーの作り方とおすすめの器具

水出しコーヒーは、使う器具によって抽出方法や仕上がりの印象が変わります。抽出方法には水を一滴ずつ落とす「滴下式」と、コーヒー粉を水に浸す「浸漬式」の2種類があります。ここでは、基本的な抽出方法とあわせて、おすすめの器具を紹介します。
滴下式
滴下式は、上部のタンクに入れた水を一滴ずつコーヒー粉の層に落とし、ゆっくり抽出する方法です。水は粉の層を通りながらコーヒー液となり、下の容器に落ちていきます。抽出時間の目安は約1〜3時間で、滴下速度によって前後します。
滴下式の使い方
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フィルターセットに中挽きから粗挽きのコーヒー粉を入れる
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上部タンクに氷水または冷水をセットし、水量調整用のネジで滴下速度を調整する
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一滴ずつゆっくり水を落としながら抽出する
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すべて落ち切ったら完成
滴下式のスロードリップブリューワーハリオ雫は、上部に入れた水を一滴ずつ下のフィルター層へ落とす構造で、家庭でも本格的な水出しコーヒーを楽しめます。また、ウォータードリッパー・ドロップは、同じ滴下式のコンパクトモデルで、スリム形状かつ部品がシンプルなため、初心者でも扱いやすく、手入れが簡単です。
▼スロードリップブリューワーハリオ雫
https://shop.hariocorp.co.jp/products/sbs-5b
▼ウォータードリッパー・ドロップ
https://shop.hariocorp.co.jp/products/wdd-5-pgr
浸漬式
浸漬式は、コーヒー粉を水に浸し、一定時間置くことで抽出する方法です。粉の周囲にある成分がゆっくり溶け出すため、まろやかで安定した味わいに仕上がります。
抽出時間の目安は8〜12時間程度です。好みによって最大24時間まで調整できます。浸漬式は作り置きしやすく、毎日の習慣に取り入れやすい点が魅力です。
浸漬式の使い方
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フィルターに粗挽きから中挽きのコーヒー粉を入れる
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ポットに水を注ぎ、全体がしっかり浸るようにする
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冷蔵庫に入れてゆっくり抽出し、時間が経ったらフィルターを引き上げて完成
HARIO商品の水出し珈琲ポットは、家庭で人気の高い浸漬式ポットで、フィルターに粉を入れて水と一緒に抽出できます。蓋付きのため、そのまま冷蔵庫で保存できる点も便利です。カークコーヒーボトルは、冷蔵庫で横置き保存できる角型の浸漬式ボトルで、フィルター付きのため抽出後の粉処理も簡単に行えます。
▼水出し珈琲ポット
https://www.hario.com/product/coffee/coldbrew/MCPN.html
▼カークコーヒーボトル
https://shop.hariocorp.co.jp/products/kac-110-pgr
水出しコーヒーを作る際の注意点

水出しコーヒーは手軽に作れる一方、低温で長時間抽出するため、いくつか注意したいポイントがあります。ここでは、水出しコーヒー作りで意識したい点を解説します。
衛生管理をしっかり行う
水出しコーヒーは常温で長時間置くと、雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、使用する器具は事前に洗浄し、清潔な状態で使うことが大切です。
抽出は冷蔵庫内で行い、完成後も冷蔵保存を基本とします。衛生管理を徹底して、風味の劣化やトラブルを防ぎましょう。
抽出時間と保存期間を守る
水出しコーヒーは、抽出時間が長すぎると雑味が出やすくなります。
浸漬式の場合は、8〜12時間程度を目安にコーヒー粉を取り出すと、バランスの良い味わいに仕上がります。作り置きもできますが、風味が落ちやすいため、冷蔵保存で2〜3日を目安に早めに飲み切るようにしましょう。
水出しコーヒーに関するよくある質問

水出しコーヒーを初めて作る方や、日常的に楽しみたい方から寄せられる、よくある質問を紹介します。
ドリップバッグで代用できる?
ドリップバッグや水出し用コーヒーパックを水に浸すことで、簡易的に水出しコーヒーを作れます。目安としては、ドリップバッグ1袋に対して水150~170ml程度です。冷蔵庫で6〜8時間ほど置くと、苦味の少ないまろやかな味わいに仕上がります。専用器具がなくても試せるため、まずは気軽に水出しを体験したい方に向いています。
▼水出しコーヒーをおいしく作れるコーヒーパックはこちら
コーヒーパック 30枚入
https://shop.hariocorp.co.jp/products/cpc-30
水道水で作っても大丈夫?
日本の水道水であれば、水出しコーヒーを作っても基本的には問題ありません。
よりおいしく仕上げたい場合は、一度沸騰させてから冷ました水や、浄水器を通した水を使うと効果的です。
水出しはコスパが悪い?
水出しコーヒーは、自宅で作ればコストパフォーマンスの良い飲み方です。豆の種類にもよりますが、1杯あたり数十円程度に抑えられる場合が多く、日常的に飲んでも負担になりにくい点が魅力です。大容量のコーヒー粉や、比較的安価な深煎り豆でもおいしく仕上がるため、コストを抑えながら楽しめます。
水出しコーヒーは、コーヒー粉を多めに使うレシピが多く、カフェでも割高に設定されがちなため、高い飲み物というイメージを持たれやすい傾向があります。しかし、自宅で作れば材料費を抑えやすく、むしろ経済的に続けやすいコーヒーといえるでしょう。
まろやかな味わいの水出しコーヒーを楽しもう

水出しコーヒーは、水で長時間抽出する低温抽出のコーヒーで、苦味や雑味が出にくく、まろやかでやさしい味わいが特長です。ドリップコーヒーのように細かなテクニックが不要で、多めに作り置きしておけば、いつでも冷たいコーヒーを楽しめます。
HARIOオンラインショップでは、水出しコーヒーをおいしく作れる商品を取りそろえています。ぜひオシャレなコーヒー器具を活用して、水出しコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
▼水出しコーヒーの商品はこちら
https://shop.hariocorp.co.jp/collections/coldbrew
